トップ>鍼灸で治る病気と治らない病気

人体解剖経穴人形

 病気がなおるということはどういうことでしょうか。症状としての痛みがなくなること、風邪の際の高熱が平熱に戻ること。動かすことのできなかった関節が動くようになること、等々といろいろとありますが、これといった言葉はなかなか見あたりません。それは病気によって症状が異なるからです。

 面倒なことをいえば、WHO(世界保健機構)では、病気とは「恒常性保持機能を逸脱した状態」と定められています。恒常性保持機能とは、体温は36.5度を保ち、心拍数は80/分前後、血圧は80/120Hmgというようなことを指します。つまり、これから大きく外れた状態を疾病というわけです。こんな面倒なことを言わなくても、病気とは日常生活にさしつかえのある症状が出た場合と考えればいいと思います。

 これは僕の考えですが、健康とは「朝の目覚めの時に、心も体も意識しないで起床できる状態」ではないかと思います。朝起きたとき、学校や仕事にいくのがいやだなぁと考えれば心の病気ですし、体のどこかが痛いとなれば、これは健康ではないということになります。

 さて、鍼灸がどんな病気に効くのかは、鍼灸の適応症の項にゆずるとして、ここでは禁忌症、つまり鍼灸で治らない、もしくは効果のない病気、鍼灸をやってはいけない病気ついてふれてみたいと思います。

 ほとんどの病気に鍼灸は効果はありますが、病気の種類により、およそ次の3つに分類することができます。

1、鍼灸の治療が他の治療よりも優れていて、完治が期待できる場合

2、鍼灸の治療が完治しないまでも、症状の緩和に役立つ場合

3、鍼灸の治療により効果が期待できない場合

この3つのうち、3番に該当するものは以下のとおりです。

鍼灸治療の禁忌症

法定伝染病疾患、届出伝染病疾患

高熱疾患、重篤心疾患、急性虫垂炎

悪性腫瘍、破傷風、丹毒、血友病、壊血病

エイズ、劇症肝炎など

なお、鍼灸治療の適応症に関してはこちらを参考にしてください。

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