さてさて、中国の鍼灸の歴史を覗いて見ましょう。ただし長いのでここは簡単にあらすじだけで通り過ぎましょう。活字も小さくしておきますね(笑)。 太古時代(紀元前2,383〜1,123) 神農は薬草をたくさんなめて「神農本草経」を著す。これが漢方薬のはじまりです。 黄帝は「黄帝内経(素問、霊枢)」を著す。これが鍼灸医学の原典です。 まぁいってみれば聖書のようなものでしょう。鍼灸を勉強するものは一度はここを通り過ぎますが、ほとんどの人が挫折します(笑)。もちろん僕も挫折して敗れたものの一人です。この本と、この後にでてくる「難経」という本は文字通り難儀な本です。高校生のときもっとまじめに漢文をやっておけばよかったなぁとつくづく感じました。 |
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周秦時代(紀元前1,122〜207)
名医 「扁鵲」が「難経」を著しました。 詳しくいえば「八十一難経」といい、八十一章から成り立つ面倒な古典です。この扁鵲という人は、司馬遷の「史記」にも登場します。僕も「史記」の本を一冊持ってます。大巻ですが、僕の持っている本は扁鵲の登場する部分の一巻だけですが(笑)。 両漢時代(紀元前206〜後264) 張 仲景が湯液処方の原典となる「傷寒論」「金匱要略」を大成する。 両晋、隋時代(紀元265〜617) 王 叔和が「脈経」、巣元方が「諸病源候論」、西晋時代に、皇 甫謐が「鍼灸甲乙経」を大成する。この時代は、不老不死の神仙不老術や仏教が関係してくるため、医学とは違う世界に迷いこんだ時期でもあるが、みなさん立派な本を残しています。みなさんご苦労様でした。 唐時代(紀元618〜951) この時代は医学が降盛を極めます。遜 思?の「備急千金方30巻千金翼方」「脈経」、玄宗時代の王?の「外台秘要方」などたくさんの鍼灸に関する本が著されています。 宋時代(紀元952〜1278) 仁宋の時代、王 惟一が「銅人兪穴鍼灸経,難経疏義」を著し、また鍼灸銅人形なども寿像されたのもこの時期である。 金元時代(紀元1115〜1367) この時期、いわゆる李朱医学が盛んになります。李東垣、朱丹渓の学派です。この学派の考え方は、張 仲景の古方派に対して後世派といいます。鍼灸部門では滑 白仁の「十四経発揮」「難経本義」「診家枢要」などの著作が出ています。 明時代(紀元1,368〜1661) 張 介賓の「類経三十巻」高武「鍼灸聚英」楊継州「鍼灸大成」などの著書が著された時代である。 清時代(紀元1,368〜1871) 西洋医学の輸入、日本からの漢方医学の逆輸入と低調なじだいである。 中華人民共和国(現代) 中医と西医を対等に評価待遇し、団結を呼びかけて研究が続けられている。 |
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